
石森章太郎「人造人間キカイダー」より、キカイダー破壊の為だけに生み出されたロボットサイボーグ、ハカイダー。
「人造人間キカイダー」は、私の最も好きな石森ヒーローマンガなのですが、それにはこの、キカイダーと双璧をなす格好良さの、悪のロボット=ハカイダーがいたことも大きいですねえ。
ハカイダーの吹く口笛は、悪の組織ダークの総帥プロフェッサー・ギルの悪魔の笛の音の音波と同じく、キカイダーの不完全な良心回路を狂わせ、キカイダーはそのため宝石店を襲い、警官隊を蹴散らし、光明寺博士殺害の容疑まで課せられ、狂ったロボットとして追われることとなります。

ハカイダーのスケルトン頭部には、キカイダーやハカイダー他のロボットを造った光明寺博士の脳が生きたまま保管されており、キカイダーはハカイダーと闘うことが出来ない…。

ハカイダーの変身前、人間体時の名前はサブロー。キカイダー=ジローの弟という設定。…このサブローは、テレビ版での初登場がとにかく格好良かった。
口笛を吹き、ナイフを弄びながらビルの壁を歩いて(身体は地面に対して水平)降りてくる、黒いライダースーツのサブロー。そのサブローが、「柔道一直線」で一条直也の格好良いライバルだった赤月旭だったものだからもう、あのサブローを見た時の興奮と期待感は、30年以上経った今でもはっきりと覚えています(笑)。

とにかく滅茶苦茶カッコイイです、ハカイダー。改めて、ここまで格好良いダークロボットヒーローを創造された故・石森章太郎先生の天才ぶりが伺えます。と、前回の「人造人間キカイダー」と全く同じ締めくくりをしてみる(笑)。

このフィギュア、ひとつだけ残念なのは、ハカイダーの銃が右腰にない事。これはオミットして欲しくなかったですね。
人造人間キカイダー/石森章太郎
少年サンデー/昭和47('72)
バンダイ S.I.C クラシック