
楳図かずお「のろいの館(赤んぼう少女)」より。
赤ん坊少女タマミの罠にかかり、ギロチン台に腕を挟まれてしまった葉子…。施設で育ち、生き別れた両親の待つ館へと戻った葉子を襲う、赤んぼう姿の化け物タマミの恐怖。
「赤んぼう少女」は、昭和42('67)年の少女フレンドでの連載から、サンデーコミックス刊行時に「のろいの館」と改題されました。
タマミに襲われる葉子側視点からの恐怖が描かれたお話なだけでなく、白粉で厚化粧したタマミが自分の顔を鏡で見て涙を流すシーンなどが心に残る、とても哀しい物語でした。

テーブル特撮してる時はこのタマミちゃんフィギュアがなかなか可愛く思えてたんですが、写真アップ前に十数年ぶりにマンガを読み直してみたら、可哀相になってきて、可愛いといってられなくなりましたね。
タマミは葉子と同い年なんですが、ずっとこのままの姿で、父親からは「化け物」と殺されそうになるし、「おまえはあたしがいじめてばかりいたと思っていただろうけど、ほんとうはおまえがわたしをいじめていたのよ」とか。

最後は、葉子を焼き殺そうとした濃硫酸を自分の顔に浴びてしまい、「タマミは悪い子でした」といって死んでしまいます。

のろいの館(赤んぼう少女)/楳図かずお
少女フレンド 昭42('67)〜
フルタ 食玩 20世紀漫画家コレクション 楳図かずおの世界