
「怪奇大作戦」第25話「京都買います」より、故・実相寺昭雄監督作品の名ラストシーン。仏像を愛し、仏像になってしまった美弥子さん。
古都京都で続発する不思議な仏像消失事件の謎を追う、科学捜査研究所SRI。調査の為京都の考古学研究室を訪れたSRI隊員牧史郎(岸田森)は、研究室で出会った1人の女性に心を惹かれるが…。
ビデオデッキとレンタルビデオ店が一般に普及したのが、'80年代の中頃。子供時代にテレビや映画で観たきりだった特撮作品のビデオを私も借りて、観まくりました。
そんな中で見つけたのが「怪奇大作戦」の「恐怖の電話」「死神の子守唄」「呪いの壷」「京都買います」の4本が収録された、故・実相寺昭雄監督作品特集のビデオ。牧史郎カッコイイよな〜と思いながら観進める内に、次第に実相寺作品の演出、カメラアングル等にぐいぐい引き込まれました。

何もかもが非現実的に狂っているようで、それがまた美しい。「京都買います」では、序盤、仏像を愛でる様に手入れする研究助手・須藤美弥子(斉藤チヤ子)を見つめ心奪われていく牧史郎のカットで、こっちも完全に心奪われました(笑)。
ラストの静かでショッキングな演出からすぐに一転、街の喧騒のシーンに移行してのエンディングは、鮮やか過ぎて溜め息が出ます。このビデオから、実相寺監督の大ファンになりました。

この岸田森のフィギュア、すこしゴリ顔に見えるのは髪形のせいかな。'70年代文学青年風ホンのちょい長髪気味の感じだと嬉しかったかも。

しかしこんなマニアックな場面が食玩になって販売されてるなんて、何考えてるんでしょうね。本当、バカだなあ。・・だがそれがいい(笑)。拳銃持って「おい、おい(はあと)」と呼びかけながら追っかけてくる狂鬼人間な牧史郎フィギュアとかも欲しいなあ・・。

京都買います/怪奇大作戦
円谷プロ 昭43〜
エポック社 食玩